美容師を募集しようと思っています。
求人票を作ろうとすると、
給与はいくら。
休みは何日。
勤務時間は何時から何時まで。
社会保険があります。
もちろん、どれも大事なことです。
僕も働くなら、ちゃんと見ます。笑
でも、それを書いているうちに、
「これでanddaysのこと、伝わるのかな。」
と思いました。
anddaysは、宇都宮にある小さな美容室です。
セット面は4つ。
Tシャツ作ったり、フリマやったりもします。
ものすごく大きなお店にしたいわけでもないし、
一日に何十人もお客様を担当するような店にしたいわけでもありません。
ちゃんと髪を見て、
ちゃんと話を聞いて、
その人に必要なことを考える。
すごく普通のことなんですけど、
その普通のことを、ちゃんとやれる美容室でいたいと思っています。
だから、
「今日は毛先まで染めなくてもいいと思います」
とか、
「トリートメント、今回はしなくても大丈夫ですよ」
とか、
ときには
「まだ切らなくてもいいんじゃないですか?」
なんて言うこともあります。
美容室なのに。
商売として大丈夫なのか、たまに心配になります。笑
でも、その人の髪を半年先まで考えたら、
やらない方がいいこともある。
それをちゃんと言える美容師でいたいと思っています。
スタッフにも、同じです。
技術は、ちゃんと上手くなってほしい。
カットもカラーも、できることは増えた方がいい。
でも、
「これ、何センチ切ればいいですか?」
だけじゃなく、
「自分ならどうする?」
を考えられる美容師になってほしい。
正解を覚えるより、
目の前のお客様を見て、自分で考えられること。
たぶん美容師を長く続けていくと、
最後に効いてくるのは、そういう力なんじゃないかと思っています。
それから、髪のこと以外も大事にしています。
服だったり、音楽だったり、本だったり。
椅子とか、道具とか、コーヒーとか。
お客様から知らないことを教えてもらったり、
スタッフが好きなものを教えてくれたり。
美容室は髪を切る場所だけど、
髪の話だけしている美容室じゃなくてもいい。
技術は比較される。
人柄は記憶に残る。
そして文化は、人を惹きつける。
anddaysという店にも、
少しずつそんな「文化」ができていったらいいなと思っています。
なので今回、
「即戦力募集!」
という感じではありません。
もちろん即戦力だったら助かります。
それは助かります。笑
でも、それより、
美容師をもう一度ちゃんとやりたい人。
もっと上手くなりたい人。
一度美容師を離れたけれど、
やっぱり美容師っていい仕事だったな、
と思っている人。
そして、
美容師を長く、ちゃんと好きでいたい人。
そんな人と出会えたらいいなと思っています。
求人票には、
給与も、休日も、勤務時間も書きます。
それはちゃんと書きます。
でも、
どんな人たちと、
どんな空気の中で、
どんな美容師になっていくのか。
たぶん本当に大事なのは、
求人票には書ききれない方なんだと思います。
なので、もし少しでも気になったら、
いきなり面接じゃなくて大丈夫です。
お店を見に来てもらって、
コーヒーでも飲みながら話しましょう。